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7N-A2050 Leggenda

A2050 はアクロリンク「原器」の称号。導体純度7N=99.99999% 以上。 直径0.24mm 素線×25本、リッツ線仕様。XLR/RCA アクロリンク・オリジナル端子を装着。 アナログ・デジタルに極上の音空間を展開する第4世代、誕生。

INTERCONNECT CABLE

製品紹介
熟成のアナログオーディオと俊英デジタルオーディオの端境期、世界は未知の革新的なニューサウンドを体験しました。少数派であった“ケーブルで音が変わる”は誰の耳にも明白な事実として定着することとなったのです。それがアクロテックの6N(Six Nines)Cuでした。今日でも公的な成分データの表記法のない分野ですが、アクロテックでは当初からGD-MS(ジーディーマス)Gas Analysis法によって唯一、客観データとして公表して来ました。そして「その音を聴きたい一心」で開発に成功したレギュラー工業生産材としての8N Cuを経験した上で、純度99.99999%以上、銅以外の不純物0.00001%以下、いわば「アクロ7N Cu」へと進化(=深化)。結晶を一般的な純銅の数十倍以上まで大きく成長させ、かつ結晶格子の方向性まで管理されたオーディオ専用高純度7N Cu。それは今、アクロリンク第4世代、“Leggenda”ラインとして集大成。あらたに同軸タイプの7N-A2050 Leggendaが誕生しました。アクロテック時代からの伝統的なコンセプトに、構造やシールドなどは最適素材をリンクしながら、音楽信号が通る導体そのものはエントリーからハイエンドまで全く同じ「アクロ7N Cu」を使用する、があります。ピュアオーディオのクラスの壁を越えて最高のパフォーマンスをご享受いただくための質的量的リーディングブランドならではの矜持です。

新製品7N-A2050 Leggendaは同軸タイプのエントリーモデル。とはいえ、全モデルの中でも最もエッセンスが高濃度に凝縮された逸品です。導体はハイエンドモデルと同一のD.U.C.C Stressfree 7N Cuの直径0.18mm素線×34本。これに常にシールド効果のムラが生じないよう同心円状に固定する高品位ポリエチレン直径4.8mmの絶縁体層を成形し、銅箔テープと横巻4N5-OFCを高密度に巻き付けてダブルシールド層を形成、外部からのノイズ混入を大きく低減。これにより周波数特性の低歪みかつフラットな領域を十数ギガヘルツまで拡大。人の可聴帯域以上の領域での改善が大きな音質向上をもたらしています。「アクロ7N Cu」自体も結晶状態を維持する独自のストレスフリー(撚り合わせ後の特殊焼鈍)加工など、厳密な製造管理体制によって、長期に亘り高品位を維持します。また、RCAピンプラグは新しいアクロリンクオリジナルを搭載。センターピンには伝送特性に優れたティルル銅をこのクラスに採用。構造も中空パイプとして伝送特性をより一層高めています。しかもハイエンドクラスでのみ採用されてきたダイレクトロジウムメッキ。またカバーは振動モードの異なるアルミニウムとカーボンファイバーによる複合構成と厚肉重量化で不要振動を極小化、コールド側にも保護カバーを創設。一段と信頼性を増した高品位仕様です。素材や線間容量の適性化などアクロリンク熟成のノウハウが引き出す量感と解像力に優れた低域、楽器の微細なディテール描写に貢献する中高域、伸びやかな3次元的空間再現力など、極めてナチュラルでハイスピード、ダイナミックな音質を実現。かなりのアップグレードにも実力を見せつけて“使える”リファレンスケーブルに仕上がっています。

D.U.C.C. : Dia Ultra Crystallized Copperは三菱電線工業株式会社開発によるオーディオケーブル用高純度銅導体で、結晶粒を一般的な純銅の数十倍以上まで大きく成長させ、かつ結晶格子の方向性を揃えた素材です。結晶粒は大きいほど結晶粒界(結晶と結晶の境界面)が少なくなり、音質上のメリットは大きいのですが、金属の結晶には方向性がありこれも揃える必要がありました。X線照射による解析現象によりその方向性は観測できますが、母線、伸線工程、アニール(焼鈍)などの製造工程を最適化することで「オーディオ信号の伝送に最適な方向性」を具えた極めて優れた線材が完成したのです。

独創のストレスフリーの7N Cu :アクロリンクのストレスフリー製品は独自の特殊焼鈍処理と高純度銅の特性により、あまりに大きな外部応力でない限りセルフアニール現象で組織を健全な状態に復元することを実現した世界でも唯一のケーブルです。伸線加工後の加熱処理時点で原子配列の転移は通常の4N 銅に比べ1/10 億のオーダーを達成、結晶粒の数も1/80〜1/100となっています。さらに電流が流れることによってエ一ジング=セルフアニール環境が促進され残留歪が減少し組織が健全に回復して、より高音質化するのです。
断面構造図

製品仕様
●ケーブル
外径寸法 8.0φmm
中心導体 D.U.C.C. Stressfree 7N Cu 0.18φ×34本撚り
絶縁体 ポリエチレン系樹脂
シールド 銅箔テープ+4N5 OFC 横巻き
外シース 耐UVポリウレタン
導体抵抗

17mΩ/m

静電容量 87pF/m
●RCAプラグ
センターコンタクトピン 中空構造ティルル銅
コールド リン青銅
メッキ ダイレクトロジウムメッキ
カバー アルミニウム+カーボンファイバー

希望小売価格
7N-A2050 Leggenda RCA: 【0.6m×2本】22,770円(税込)
【1.0m×2本】29,040円(税込)
【1.5m×2本】36,960円(税込)
特注品(ケーブル延長):0.5m増す毎の追加料金 7,920円(税込)/ 2本

代表分析値の例
Fe Ni Si Al
0.03 0.003 0.04 0.005
S Ag Na K
0.05 0.04 0.004 0.005未満
U Th H O
0.0002未満 0.0003未満 0.03未満 1.0未満
Typical Analysis(impurities) ppm/GD-MS Gas Analysis
銅の純度測定は、材質の銅の含有率を直接測定するのではなく、銅の中に含まれる不純物を測定して、不純物の使量比率を100%から差し引いた値で示しています。
グロー放電微量分析装置を使用して、数十種類に及び不純物をすべて測定し、音質に与える影響が大きい不純物成分を上記のように表示しています。
● このカタログに掲載されております製品の写真と実際の色は、印刷の関係で異なる場合がありますのでお求めの際は店頭でお確かめ下さい。
● このカタログに掲載されております製品は、改善のため予告なしに、設計、仕様、外観、デザイン、価格等の変更を行う場合があります。
●「ACROLINK®」「Stressfree®」は、株式会社アクロジャパンの登録商標です。
●「D.U.C.C.®」は、三菱マテリアル株式会社の登録商標です。
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